【Excel】Excel入門（ショートカットキー編）

ショートカットキーとは

マウスを私用せず、キーボードによる操作で特定の操作を行う方法のことをいいます。
Excelではマウス操作でほとんどの操作を行うことが可能ですが、一般にショートカットキーを使用したほうが速くなる場合が多いです。
Excelの用途によって使用頻度の高いショートカットキーは異なると思いますが、まずはどんな作業をするにあたってもよく使用されるであろうショートカットキーから順に紹介していきます。

なお、ここではPCはWindowsを前提として進めます。
Macの場合は調べて読み替えてください。

Windows共通

まずはWindowsならExcelに限らず使用でき、かつ使用頻度の高いショートカットキーを紹介します。

• コピー(Ctrl + C)
• 切り取り(Ctrl + X)
• 貼り付け(Ctrl + V)
• 元に戻す(Ctrl + Z)
• 保存(Ctrl + S)
• 全選択(Ctrl + A)
• 検索(Ctrl + F)
• 新しいブックを開く(Ctrl + N)
• 印刷ダイアログを開く(Ctrl + P)

これらのショートカットは、普段から使い慣れていないといきなり覚えるのは難しいかもしれませんが、操作の頭文字と考えると覚えやすくなります。

• C ⇒ Copy
• S ⇒ Save
• A ⇒ All
• F ⇒ Find
• N ⇒ New
• P ⇒ Print

また、Excelとは直接関係ありませんが、個人的によく使用するWindowsのショートカットキーを使用します。

• アプリの切り替え(Alt + Tab)
• タブの切り替え(Ctrl + Tab)

Office共通

Excelに限らず、WordやPowerPointでも使用できる、Officeで共通のショートカットキーを紹介します。

• 太字(Ctrl + B)
• 斜体(Ctrl + I)
• 下線(Strl + U)
• 直前の操作の実行(Ctrl + Y)

移動に関するショートカットキー

セルの移動やシートの移動などに関するショートカットキーです。

セル移動

• セルの移動(各矢印キー)
• 右のセルに移動(Tab)
• 下のセルに移動(Enter)
• 左のセルに移動(Shift + Tab)
• 上のセルに移動(Shift + Enter)
• データのあるセルに移動(Ctrl + 矢印キー)
• A1セルに移動(Ctrl + Home)
• データが存在する最後のセルに移動(Ctrl + End)

シートの移動

• 右のシートに移動(Ctrl + PageDown)
• 左のシートに移動(Ctrl + PageUp)

選択系のショートカットキー

複数のセルを選択状態にする場合のショートカットキーです。

• 全選択(Ctrl + A)
• 表の全選択(表の中にカーソルがある状態でCtrl + A)
• 範囲選択(Shiftキーを押しながらセルを移動)
• 行選択(Shift + Space) ※入力が半角の場合のみ
• 列選択(Ctrl + Space)

操作系のショートカットキー

• 行・列の追加(Ctrl + +)
• 行・列の削除(Ctrl + -)
• 現在日付の表示(Ctrl + ;)
• 現在時刻の表示(Ctrl + :)
• セルの書式設定(Ctrl + 1)
• 右クリック(Shift + F10)
• グループ化(Shift + Alt + 右矢印)

• グループ化解除(Shift + Alt + 左矢印)

• リボンの表示非表示(Ctrl + F1)

• 数式の表示(Ctrl + Shift + @)

• シートの追加(Shift + F11)

• シートの削除(Alt → H → D → S)
• シートの名前の変更(Alt → H → O → R)

Altを使ったショートカットキー

Altボタンを押下すると、リボンにアルファベットが表示され、順にキーを押していくことで、やりたい操作ができるようになっています。
よく使用する操作は覚えてすぐに実行できるようにしておくと良いでしょう。

調べてみよう

ExcelについてもWindowsについても、ここで紹介できていないショートカットキーが数多くあります。
人によって何の作業を面倒に感じるか、何の操作をよく使用するかが異なるため、個人個人、面倒だと思った作業や、よく使用する操作にショートカットキーがないか調べておくと良いでしょう。

試してみよう

ExcelもPCも、キーボードでガチャガチャ適当にいじったくらいでは壊れません。
色々キーの組み合わせを押してみて、どんな操作が行われるか色々と試してみると良いでしょう。
思わぬ発見があるかもしれません。

まとめ

ショートカットキーを覚えて使いこなせるようになると作業スピードが劇的に上がります。
操作によってはマウスを使った方が速い場合もありますが、状況に応じてどちらでも使えるようにしておくと良いでしょう。
ショートカットキーを使うには、タッチタイピングができることが不可欠です。
タイピングに不安がある人は、まずはタイピングの練習から始めると良いでしょう。